ライブ参加後記⑥:三月のパンタシア LIVE 2023 君の海、有機体としての青 | 真
今日ここで言葉にしておきたいと思った感想を残します。
ユアソング
『これは君と私の歌です』*1
いやしかし、あらためて聴くと歌詞が身にしみますね...。
この曲を振り返ったときに思い出したのは、みあさんが最後の曲の前に話した内容でした。
それはライブのコンセプトやコロナの3年間についてのお話。
三月のパンタシアとしても中止せざるを得なかったライブがあったこと、目の前の現実が次々に変容していったこと……そんな話のなかで、特に印象的だったことばがあります。
「眠れない夜もあった」
「近い未来に今までのようなライブができる日は来るんだろうか」
2022年4月にリリースされたこの曲は、おそらくコロナ禍真っ只中の環境で作られています。歌詞をひとつひとつなぞると、再会への強い思いを感じる表現が随所に見受けられます。
爪先が示す未来でまた会えるように
ふわっと舞う風にこの歌灯そう
でも憧れていた世界で
また会えるように
あの場所へ走るよ
ライブ序盤のマイソングでこの詞を受け取って、終盤のランデヴーで紗幕を落として「また出会えたね」と再会する。痺れましたね。ユアソングとランデヴーの間に大きな大きな文脈ができた日です。
幸福なわがまま
冷静に振り返っても序盤からTrue End曲が続きすぎている!!!!ギターのYUTAKAさんがほぼ正面だったのもあり、ついついエアギターで遊んでしまいました。街路、ライトの灯りだけ→幸福なわがままと続いたこのセトリ、ギターが本当に楽しすぎます。
ラスサビ《たとえば「い」つか》のシンバルに合わせて跳んだ男性、ナイスジャンプすぎる。跳びポをバッチリ決める人が本当に素晴らしくて、、、。あれでもう一段階テンション上がったようなものです。そのあとちょっと笑ってるみあさんもよかったな(周り跳んでなくて明らかに目立ってたの、相当面白い)。
あのときの歌
歌詞を便箋に綴るシンプルな映像表現。ゆえに歌詞が深く響く。本当にありがとう、、、。三パシで一番思い入れ深いアルバムの最後を彩る曲です。2021年に最も聴いた曲ははじまりの速度でしたが、この曲は2番目に聴いた曲でした。聴けば聴くほどしみいる最高の曲、、、。
紗幕上に綴られた手紙は、歌い終えるとともに完成し、アウトロでは紡がれたことばのひとつひとつが観客席に向けて降り注ぎました。「あなたに届くように」と2回歌って結んだあとにこれをやるのは完全におしまいです。
おわりに
歌とポエトリーリーディングでほぼノンストップに2時間20曲、全然声落ちないしあらためて凄すぎます。次のライブもぜひとも行きたいところ。